泣いた青鬼 ― 7/13 G大阪 1-0 清水[パナスタ]
試合開始前に雨足が強まり、2戦連続難しいコンディションで試合に臨むガンバ。
今節はIHに倉田と小野瀬、アンカーに矢島を起用。右サイドには福田が先発。
ボルドーへの移籍が報じられていたファン・ウィジョは最前線で食野とコンビを組む。
(→翌7/14にガンバ公式から移籍決定のリリースあり。)
ざっくり時系列でまとめてみる
前半、ドウグラスの連続ゴール記録も掛かる清水はパスカットから一気にゴールに迫り、ガンバゴールを脅かす。
ガンバはゴールキーパーからのつなぎや、後ろからの縦パスを狙う姿勢が多く見られるが、清水もそれをしっかり狙って刈取りカウンターにつなげていく。
前半は両者譲らず0-0で折り返し。
後半早い時間で負傷明けの小野瀬を下げ、ここ最近お馴染みのタイミングで遠藤登場。
前半右サイドに偏っていた攻撃も、左サイドの中村が抜けだす場面が増える。さらに食野に代わりアデミウソンを投入し、徐々に圧力を増していく。
今節がラストゲームと見られていたファン・ウィジョは何度もゴールに迫り、スタジアム全体がすさまじい応援で後押しをする。
そしてついに試合終盤、相手のクリアミスを矢島がダイレクトで振りぬき先制。
矢島はこれが移籍後初ゴール。新システムのキーマンとも言える選手が大仕事を行う。
前節3失点を喫した守備面でもしっかり切り替え無失点で締める。
試合後、万雷のファン・ウィジョコールに応え、サポーター・選手と記念撮影後に胴上げも行う即席のセレモニーが行われた。
余談のようなもの
さて、この記事を書いている時点では移籍確定のリリースが出ましたが、これがファン・ウィジョのラストマッチ。今日も鬼神さながらの迫力で得点を狙いました。
サポーターも彼のゴールを期待して、特に試合終盤はすさまじい迫力の声援が贈られ、スタジアム全体が素晴らしい雰囲気に包まれていました。
結果的に彼のゴールは生まれませんでしたが、矢島の決勝ゴールもウィジョのポジションが上手くブラインドになっていたようにも見えますし、陰のアシストと言えなくもないです。あのポスト直撃弾が入っていれば最高でしたが。
何はともあれ、ラストゲームを勝利で飾れて何よりです。
試合後サポーターの声援に応え記念撮影をしに戻り、チームメイトに胴上げされる姿には大変感動しました。
雨も強かったし、ペットボトルシャワーもされていたのでウィジョが泣いていたかどうか確認できませんでしたが、感極まって涙したという方が美しい別れな気がするので、勝手にそう思い込んでおくことにします。