こちらの青い芝は

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Jリーグ(ガンバ大阪)とお酒の話など

男は不安定 - 10/19 G大阪 2-2 川崎F[パナスタ]

■ざっくりとしたまとめ

直近のリーグ戦(対・札幌)は5発快勝したガンバ。しかしルヴァンではアウェイゴール差で決勝進出を逃すなど対札幌3連戦は内容・結果ともに悪化していき、決して良い流れとは言えない中でホーム川崎戦に臨む。

キーパーと最終ラインはいつものメンツ。中盤は右サイドに福田、左に藤春。アンカーに矢島、インサイドに倉田と井手口。前線はワントップに渡邉千真、下がり目に小野瀬と、今シーズン初めて試す布陣。

前半早い時間にミドルの跳ね返りを渡邉が押し込み先制。その後は前からプレスを掛けてハメようとする川崎と、引いて構えてそれをかいくぐろうと、あるいはカウンターを狙うガンバが拮抗して前半終了。

後半は一転して川崎が押し込む時間が増加。ガンバはこれを押し返すことができず、後半開始から5分以上自陣で回され、最後は決壊して失点。

故障明け以降は無尽蔵のスタミナを発揮できずにいる藤春に替えてスサエタを投入して、小野瀬が位置していた下がり目のフォワードに入り、右に小野瀬と左に福田とポジションチェンジをして打開を図るが、立て直す間もなくレアンドロ・ダミアンに決められて逆転される。

スタジアムに嫌な空気が立ち込めるも、失点直後に倉田がヘディングで押し込み同点に。しかし、このプレイで相手選手と接触して頭部を強く打った倉田は高江と交代。

その後は両者決勝点を狙う展開になるも互いに決めきれずドロー決着。

魂の追撃弾を決めて負傷退場した10番に勝利を捧げることはできず。

その一方、他会場の結果もあり勝ち点で並びながらもガンバは9位に浮上。今年も残留争いは大混戦の様相を呈す。

 

■余談のようなもの

ここ最近、川崎相手にはがっちり守って少ないチャンスをものにする展開で良い結果を積み重ねてきたことを踏まえてか、この日も守備への比重を上げて臨んだ印象です。

渡邉と小野瀬は前からの守備で貢献するだけでなく、攻撃面でも良い連携を見せていました。特に小野瀬はフォワードの一角として先発しても十分すぎるほど貢献できることを示しました。後半サイドに移ってからもいい動きを継続しており、何というか底の知れない選手ですね。

そして、倉田が逆転された直後にすぐさま同点弾をたたき込んだのは正にチームを救う一撃だったと思います。悪い流れに陥りかけていた中で非常に重みのある一点でした。

それだけに、その際のプレーで負傷交代してしまったことが大変悔やまれます。番記者さんのツイッターによると意識はあった上で念のための救急搬送ということなので、重傷でないことを祈るばかりです。

個人的にプレーが見たいなあと思っていたスサエタは途中出場で30分程度プレーできました。スペースへのボールを要求したときにパスが出てこず、なかなか決定的な仕事をする場面は見られませんが、素人目にもうまい選手だなと思うので早々にかみ合ってほしいですね。下がり目のフォワードに小野瀬かスサエタを置く布陣は今日で手応えを得たんじゃないかと思うので、これからもっとプレー時間が増えることを期待します。芝に足を取られたのか、足を気にしながらプレーしていたのが気がかりですが、もっと見たいと思わせてくれる選手です。

 

いつもなら帰ってすぐDAZNで試合見返すんですが、同点のシーン、というか倉田の負傷シーンを見るのがちょっと怖いのでどうしようかなと迷います。試合展開が急にバタバタしたり、同点ゴールも倉田の負傷で素直に喜べなかったりと、なんとも不安定な心境のままですが、この辺で。