それはまだ混沌の中 - G大阪 1-3 鳥栖 [駅スタ]

おいおい、また負けたよ。なんとも閉塞感のただよう試合でした。

相手のプレスに終始圧倒され、いい時間帯はほとんどなく完敗。

前半抑え目に入ったように見えたので後半勝負なのかなと想像しましたが、そんなことはなく、相手の圧力と暑さに屈しただけでした。鳥栖は去年終盤のガンバのごとく、自分たちがやるべきプレーを徹底したことで勝利を手繰り寄せたように見えました。

今日はBS中継で観戦しましたが、終了直後に早野さんが指摘した「覇気が無い」という点が非常にしっくりときてしまう印象です。

前節首位FC東京をゼロ封したことで守備には多少自信が出たかと思いきや、まさかの3失点。上手く試合を運べないイライラと暑さのせいでイエローカードをもらい過ぎたのも気になるところです。

一筋の希望を見出すとすれば、絶体絶命の状況で食野が一矢報いたことくらいです。早野さんにはしばらく「たべの」と呼ばれてましたが、このゴールが名刺代わりになったのではないでしょうか。

食野の良くも悪くも空気を読まず「おれが決める」感を強く出すプレーは、今のチンタラしたチームを一喝する劇薬になるかもしれないので、今後も続けていってほしいところです。

あとは黒川がリーグ戦デビューを飾ったことも今後に期待したいです。藤春が戻ってくるまではサイドバック事情も苦しいところなので、スタメン争いを激化させてほしいものです。

昨年は鳥栖に0-3で完敗した次節から連勝街道が始まりましたが、今年も同じシチュエーションを期待するには選手のバイタリティが感じられないのが厳しいなと思います。とはいえ、まだまだ何も終わっていないので、早急に浮上のきっかけをつかんでほしいと切に願います。